運転手付きトラックレンタルサービス『レントラ便』の誕生秘話とコンセプト

‣設立から6年目となる平成13年。

当時は軽トラック運送事業しか営んでおらず、一社依存体質になっていた時、売り上げの8割を失う絶体絶命の倒産危機に陥ります。しかし、このピンチをチャンスに変えるべく、一般貨物自動車運送(トラック)事業への進出を決意!
しかし、「脱下請け」を目指し努力するも平成15年まで大手運送会社数社の100%下請け会社の状態が続きます。しかも売り上げもなかなか元に戻りません。

‣平成15年、創業9年目。

有限会社から株式会社に変更し、同時に『脱・下請け』を掲げ、自社ブランド立ち上げのため、引越し業に参入しました。どんな業界、業種でも掘り下げられないことは無いという想いを胸に!

‣平成17年。

当時はまだ「レントラ便」のブランドの認知度が低かったため、なかなか成約率が上がらず、埋没しかねないと危機感を抱いていたとき、某有名大学の鳥人間サークルの大きな部材運搬のご依頼がありました。

その後も、繰り返し全長「約6メートル」の大きな機材を4トン車で運ぶご依頼を頂く中で、なぜご近所の引越し会社に依頼しないのか?
また、引越し会社に引越し以外の運搬を依頼する理由は?と考え始めました。

‣分析の結果

1. 学生にとって、安価で自由度の高い「レンタカー」を利用したいが、慣れないトラックを運転するリスクや、借りる・返す等の手間の問題がある。
2. 一般消費者の利用できる既存の運送サービスは「引越業者」か「宅配便」しかなく、対応し得るトラック事業者が無いに等しい。加えて業界自体の料金体系が不明瞭である。
上記2点が「時間制のトラックレンタル」の発想の原点です。

‣平成17年

レンタカーの自由度と明瞭な時間制料金、運送会社の安心感と利便性を兼ね備えた「運転手付き時間制のレンタルトラック」の着想と同時に、この発想を具現化する『レントラ便』 を経産省の経営革新支援法の元、承認の手続きを開始します。

‣数度、東京都庁に通い、平成18年1月に経済産業省により業界初の時間単位制のトラックレンタルサービスとして、経営革新支援法の承認を受けました。

‣平成18年6月 運転手付レンタカートラックを略し、『レントラ便』として 営業開始します。

‣「レントラ便」は想像以上に好評を得、平成19年1月からは他の提携業務を徐々にへらすと共に、レントラ便だけで「脱・下請け」を目指すことを決意、ウェブサイトを全面リニューアルしました。

‣初年度約600件の受注と、サービス開始から11年を経て、お客様の声による改良を重ね、ようやく現状のお客様にご支持頂けるトラックレンタルサービスに至りました。

‣模倣する事業者も多数出現していますが、渋滞の時間を料金に加算したり、階段作業がある際は追加料金を設定したり、いわゆるレントラ便の「うわべ」だけを模倣(当社は完全時間制)したサービスも出てくる中で、常にレントラ便はお客様の満足度を追求し、他には無い充実したサービスを常に目指しています。

以上のように、引っ越し業者とも違う、レンタカーとも違う、しかし両者の「いいところ」を掛け合わせたのが、運転手付きトラックレンタル『レントラ便』です。

これまでの運送業界では、個人消費者が気軽に使える運送サービスは「引越し」と「宅配」しかありませんでしたが、一般個人消費者にも気軽にご利用いただけるコンセプトとして誕生したのがトラックレンタルサービス『レントラ便』。

私たちは、レントラ便を「引越し」「宅配」に続く第3の運送サービスとしてさらに発展させていきたいと考えています。
これからもレントラ便をどうぞよろしくお願いいたします。

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