【パリ・サンジェルマンJAPANツアー2023】のトラック輸送〜来日した海外サッカー3チームの日本ツアーにおけるトラック運送秘話〜

2023年 7月下旬から8月上旬にかけてネイマールやエムバペが所属するパリ・サンジェルマン(フランス・パリ)、ロナウドが所属するアル・ナスルFC(サウジアラビア)、かつて長友佑都さんが所属したインテル(イタリア・ミラノ)の3チームが来日し、セレッソ大阪を交え各試合が大阪のヤンマースタジアムと東京の国立競技場でそれぞれ行われました。

題して【パリ・サンジェルマンJAPANツアー2023】。

 

この【パリ・サンジェルマンJAPANツアー2023】では、パリ・サンジェルマンを含む海外からの全3チームが日本に持ち込んだチームの販売グッズ、練習アイテム、スーツケースなどの手荷物など、すべての荷物の運送を昨年に続き主催者側から直接(一部間接)ご依頼を受け、すべて当社で受注、運送致しました。

本ツアー運送は、レントラ便、東京ポーターサービス、シェアトラ等の既存のサービスではなく、主催者のリクエスト(希望)に沿って柔軟に対応するオーダーメイド型の運送スタイルで、株式会社ハーツとして受注致しました。

事前準備の輸送から帰国するまで約2週間の運行期間でしたが2トントラックと4トントラック合わせて延べ88台の物量です。

1チーム関係者合わせて40人から70名前後で来日。3チーム合わせて最低でも120人からの手荷物と各グッズは相当な物量でした。
2024年問題に対応するため、また、2週間の連続期間ということで、長時間運行の場合、通常2(人)台で配車するところ2(人)台ではなく、3(人)台から4(人)台で余裕を持って配車したため述べ台数はとても多くなりました。

運送内容

3チームの選手、スタッフ関係者の手荷物、チームの販売グッズ、練習グッズを来日時は関西空港で引取り大阪のホテルへ運ぶ。その荷物を大阪のホテルから東京のホテルへ運ぶ。帰国時は各ホテルから羽田空港と一部成田空港へ運ぶ(1チーム23台のトラック使用)。

練習グッズ、販売グッズ、トレーニングマシン等を宿泊ホテルから公開練習会場までの往復(毎日)の運送(1チーム23台のトラック使用)。

公開練習会場へ練習グッズ、トレーニングマシンの設置と撤去の往復運送。大阪⇔東京間含む。

各ドリンクを各試合会場、公開練習会場へ運搬。終了後は各倉庫へ戻す。

トレーニングマシンやアイテムを茨城県と東京2箇所で引取、大阪2箇所まで運送。

大阪ヨドバシカメラで買ったトレーニングマシンを大阪のホテルまで運送。

帰国する飛行機の機材が故障し、機内食が提供できなくなったため、急遽、ホテル食(弁当50人分)を関西空港までお届け。

朝早いときは5時、夜遅い(試合の)ときは25時までの運行です。

運送場所

公開練習会場 大阪3箇所、東京2箇所

チーム宿泊ホテル 大阪3箇所、東京2箇所

倉庫 大阪2箇所、東京3箇所

試合会場 大阪3箇所、東京1箇所

関西空港、羽田空港、成田空港

大阪梅田ヨドバシカメラ

合計23箇所の組合せ運送

他社では対応が難しいと思われる点

ホテルから公開練習場までのトラックの配車決定時間が日々遅い。しかも日々変更あり。

急遽、イレギュラーで運行の変更や追加便が当日や前日のため運行予定が組みづらい。

配車担当は土日、夜間(早朝5時から深夜2時)に関わらず携帯電話で受付し指示、場合によっては現場立会い。

配車担当者と数十台のトラックが日々、各チームに帯同、同行する物量は稀に見る物量でした。しかも、大阪の関空から始まり、羽田で帰国するまで長距離移動もありましたのでスタッフ一同、とても充実感と緊張感を持ちながら日々、安全第一で運行致しました。

各チームは毎日公開練習するのでホテルと練習会場まで相当な荷物を往復で運送します。

翌日の公開練習の開始時間が決まるのが前日の21時前後。担当者から連絡を受けてから複数台のドライバーへ連絡し始めます。トラックの集合が朝5時から8時の間が多かったので、前日の21時過ぎから複数のトラックを配車するのは日課となっていました。

ドライバーは基本、2交代制で配車。早朝担当のドライバーは前日夜に配車時間が決まるので、程よい緊張感を持ち指示を待っていたようです。

一番難しかった配車は、海外1チームのトレーニングアイテム一式が大阪のホテルへのセッティングされていなかったことが前日に発覚したときです。
主催者(担当者)側から夜中の1時ころに電話があり、急遽、茨城県と東京から大阪のホテルまで4トントラック分の荷物を「今日午後に大阪のホテルに運んで欲しい」と依頼されました。
とても驚きましたが配車担当、ドライバーともに「なんとか間に合わせたい」「無事ツアーを終わらせたい」という強い想いで、トラック複数台のリレーで運行、無事お届け出来たときにはお客様にも大変喜んで頂き冥利に尽きました。

期間中は土日も関係ありませんので、配車担当者は1日も休まず24時間体制で対応致しました(ドライバーは日々台数の増減、運休があるため休みはあります 笑)。

2週間に渡る帯同(特殊)ツアーにおいては安全で、問題もなく無事に終了し、関係者の皆様に喜んで頂いたのは、スタッフ一同、完全燃焼という感じです!

このようなフレキシブルに日々時間変更やコース変更、追加便などがある帯同(同行)ツアー運送(輸送)は、配車担当者とドライバーの息が合っていなければ出来ない大変な仕事です。この曲芸のような運行が出来るのは、日本国内ではおそらく当社しか対応出来ない思います。

これからも、どのようなご要望にも前向きに対応し、安全、確実にツアーを成功へと導かせて頂きます。

特殊で難しいと思われるツアー運送、輸送はぜひ、お気軽に当社にご相談ください。

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