単身で荷物が少なく、近距離での引っ越しの場合、軽トラックなどをレンタルして自力で引っ越そうとお考えの方も多いのではないでしょうか。
レンタカー引っ越しは、何と言ってもその安さが魅力です。しかし、安くてお手軽だと安易に考えていると後で大変な思いをする可能性も…。
今回は、レンタカーで引っ越しをする人向けに、事前に知っておくべき注意点をまとめさせていただきます。
レンタカー引っ越しの魅力とは？
レンタカー引っ越しは、格安料金・自分のペースで引っ越しができることが魅力です。
例えば、新居まで10km以内の近距離引っ越しの場合、引越し業者を利用すると25,000円ほどの料金となりますが、レンタカーだと15,000円ほどで引っ越しができます。
さらに、引っ越し繁忙期といわれる３～４月には引っ越し業者の予約自体が困難となり、希望通りの日時に引っ越すことが難しくなります。
レンタカーで引っ越す場合は、レンタカーに空きがあればいつでも自分の都合の良いときに引っ越すことが可能です。
ここまでの話で、レンタカー引っ越しにはデメリットが無さそう！安くて手軽で良い！と感じた方も多いかもしれませんが、事前に知っておくべき注意点がいくつかあります。
レンタカー引っ越しをすると決めたら、ぜひチェックしてみてください。
レンタカー引っ越しをする前に！知っておきたい注意点
レンタカーを借りて自力で引っ越す場合の、事前に知っておきたい注意点をご紹介します。
①住居・家具への傷は自己責任
引っ越し業者に依頼すると、建物や荷物の破損に対しての補償制度があります。
しかし、自力でレンタカー引越しをする場合には、住居や家具に傷がついたとしてもすべて自己責任となります。
特に大型の家具を運ぶためには相応の技術が必要です。建物に傷がつかないよう、大型家具はできるだけ小さく分解し軽くすることで扱いやすくなります。
事前に廊下やドアの幅などを測っておき、無理のない搬入出方法を考えておくことが大切です。
②レンタカーへの傷は事故扱いになる
住居・家具への傷だけでなく、レンタカーへの傷にも気をつけなければいけません。
レンタカーに傷がついたりへこませた場合は、すべて事故扱いになります。家具などの搬入出でできた傷であっても事故扱いとなるということです。
荷物を運び出す際は、必ずレンタカーにダンボールや毛布などを使って養生をして、荷物がレンタカーに当たっても傷がつかないようにする工夫と準備が必要です。
③冷蔵庫は横にして運搬できない
意外と知られていないのが、冷蔵庫は寝かして運搬できないということです。
冷蔵庫は横にすると故障につながるため、レンタカーで引越しをする場合には、冷蔵庫を立てた状態で積み込みできるか確認しておく必要があります。
また、冷蔵庫には水が溜まっているため、引越し前に水抜きが必要です。水抜きを忘れてしまうと運搬中に水が染み出て、車内が水浸しになってしまう可能性があります。
④近隣への配慮
自力でレンタカー引越しをする場合、気をつけていても荷物を落としたりして騒音を発生させてしまう可能性があります。このため、作業開始前に近隣住民に挨拶をしておくと良いでしょう。
マンション・アパートなら両隣と真下の部屋の人に「騒がしくしてしまうかもしれない」という旨を伝えておくことで、スムーズな引っ越しにつながります。
また、エレベーターや階段を利用して運搬することになるため、荷物で廊下を塞いだり、エレベーターを占領することがないよう配慮が必要です。
レンタカーの駐車場所も、交通の妨げとなる場所は避けましょう。
そもそもマンションなどの集合住宅では、自力での引っ越しは禁止としていることもあります。事前に必ず確認しておきましょう。
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