『家族が高齢者施設に入居することになったけど、何を準備すればいいか分からない』『普通の引越しと何が違うの？』とお困りではありませんか？
高齢者施設への引越しは、入居する御本人ではなく家族が手配することも多く、初めての場合は戸惑ってしまうことも多いですよね。
今回は、高齢者施設への引越しの流れと、通常の引越しとの違いや注意すべきポイントを解説していきます。
高齢者施設への引っ越しの流れ
高齢者施設へ入居することを検討してから実際に引っ越すまでは、1～2ヶ月程の期間を要します。
手続きの流れや、引っ越しでやらなければいけないことをご紹介します。
高齢者施設の選定
入居する方の要介護度や予算・好みを考慮しながら、適切な高齢者施設を選んでいきます。インターネットなどの情報から候補を絞ったら、実際に見学してみましょう。
比較するためにも、複数の施設を見学してみることをおすすめします。体験入居ができる施設もあるので、実際の生活をイメージしながら決めると良いでしょう。
入居申込書の提出
入居したい高齢者施設が見つかったら、入居申込書を施設に提出します。入居申込書は、ケアマネージャーにお願いするか直接施設で入手しましょう。
入居申込書は、施設に対して入居希望者の基本情報などを伝える重要な書類です。記入内容によって入所の優先順位に関わることがあるので、詳しく正確に記入しましょう。
健康診断の受診
施設側が、入居希望者の健康状態を把握する判断材料となるのが健康診断書です。施設ごとに所定の書類があるので、かかりつけ医に記入してもらいましょう。
健康診断書の他に、診療情報提供書という書類が必要になる場合もあります。必要な書類は施設によって異なるので、事前によく確認しておきましょう。
審査
提出された書類などを元に受け入れ可能かどうかを判断します。審査の一環として、本人や家族との面談が行われることもよくあるので、不明な点は積極的に質問しておきましょう。
身元保証人の手続き・住所変更手続き
審査が通り契約することになったら、身元保証人を立てましょう。身元保証人は施設ごとに求める条件が異なりますが、比較的若い親族に依頼するのが好ましいとされています。
また施設によっては、住民票を移すよう求められることもあります。
住民票を移すには、現在住んでいるところの役所に「転出届」を提出し、高齢者施設がある自治体に「転入届」を提出します。
契約・入居費用の支払い
いよいよ契約です！入居後の不満をなくすためにも、重要事項説明書をよく読み、気になる点はすべて解決した上で臨むようにしましょう。
高齢者施設によっては入居時に一時金を支払わなければならないところもあります。金額は施設によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
高齢者施設への引越しと通常の引越しの違いは？
通常の引越しは、処分する不用品以外は基本的に家具や家電をすべて持って行きます。
しかし、高齢者施設への引越しでは持って行けるものが限られています。高齢者施設の居室スペースは限られているため、事前に居室の寸法を測っておき、備え付けの家具や家電を把握した上で荷造りを始めましょう。
施設によっては家具・家電は持ち込みできないこともあるため、今まで使っていた家具・家電を処分するのか、トランクルームなどで保管しておくのか決めなければなりません。
処分する荷物量によってはかなりの時間がかかるため、高齢者施設への入居を考え出した段階から処分作業に取り掛かるようにしましょう。
また高齢者施設への引越しの際、入居者は不安を抱えていることが多いため、家族や親しい人にも付き添ってもらえると安心できるでしょう。
あらゆる不安をできるだけ取り除くためにも、引っ越し業者は高齢者施設への荷物運搬実績があるところを選ぶことをおすすめします。
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