ワンルームなど一人暮らしの引っ越しをする場合、「荷物が少ないのに引っ越し会社を利用するのは何だかもったいないかも？」と感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで、引っ越し会社以外の候補として挙げられるのが「宅配便を利用して引っ越しをすること」です。
実際のところ、一人暮らしの荷物が少ない引っ越しは宅配便が一番お得なのでしょうか？注意点とともにご説明いたします。
一人暮らしの少量の引っ越しは宅配便がお得！？引っ越し会社との料金比較
進学や単身赴任などで一人暮らしを始める場合、また引っ越し先で家具家電を購入する予定で持って行く荷物が段ボール数箱しかない場合、引っ越し会社に頼むと高くなるイメージがありますよね。
単身の場合の引っ越し会社と宅配便の料金相場を見てみましょう。
①引っ越し会社の単身パック
まず、引っ越し会社に依頼する方法の料金相場です。
一人暮らしで引っ越しするには、「単身引越しパック」というサービスを利用すると比較的料金が安く抑えられます。
ただし、専用のコンテナボックスに荷物を積み込むため、1つのコンテナに載せきれる荷物のサイズや量に制限がかかります。また他の利用者との混載便となります。
料金相場は次のとおりです。
＜～15km未満(同市区町村程度)＞ 15,000円程度
＜～50km未満(同都道府県程度)＞ 18,000円程度
このように、15,000円ほどの料金で引っ越しをすることが可能です。
②宅配便を利用する場合
ここでは「ゆうパック」を例に、＜同都道府県程度＞の宅配便の料金を見てみましょう。
＜120サイズ＞ 1,770円
＜140サイズ＞ 2,120円
＜160サイズ＞ 2,450円
この料金は段ボール１箱あたりの料金なので、120サイズが10箱なら17,700円となります。
結果として、段ボール10個までなら宅配便、段ボール11個以上または段ボールに入らない荷物がある場合にはを単身パックが安くなります。
荷物のサイズと量によってどちらがお得か変わってくるので、ご自身に合う方法を選択しましょう。
引っ越しで宅配便を利用する注意点
宅配便は段ボール10個程度ならば引っ越し会社よりも安いことがわかりました。また、見積もりが不要で料金が明確という点もメリットです。
では、引っ越しで宅配便を利用する上での注意点はどのようなことがあるのでしょうか？
①サイズが大きい荷物は送れない
宅配便は、荷物の大きさや重さが決められています。そのため、段ボールに入らないものや重量を超えてしまうものは送ることができません。
例えば、冷蔵庫・洗濯機・ベッドなどの大きな家具家電は送れないため、別便を手配する必要があります。
②発送当日には荷物が届かない
通常の引っ越しでは、荷物を運び出したらその日のうちに引っ越し先に運び込むことができます。しかし宅配便の場合は、発送から到着まで最短でも翌日以降となります。
そのため、荷ほどきは早くても引っ越しの翌日からとなり、発送した当日にはその荷物がない状態で新生活を始めることになります。また受け取り日時をしっかりと把握し、引っ越し先で待つことも考慮しなければなりません。
③高価な荷物は送れないものもある
宅配便で荷物を送ると、配送センターなどの経由地で数回積み卸しが行われます。
このため、紛失や破損のリスクも一般的な引っ越しと比べると高くなってしまいます。
また宅配便では、ダンボールに入る大きさでも送れない荷物があります。
例えば、危険物や引火性のあるもの・ペットなどの生物・現金や有価証券、クレジットカードなどの貴重品・貴金属、精密機器などです。また、再発行や復元することが難しい書類やビデオなどの記録媒体も送ることはできません。
一般的な荷物の補償額を30万円としている宅配業者が多いため、宅配便で送るか目安にすると良いでしょう。
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