タクシーで引越しするメリット・デメリット！どんな人に向いている？

引っ越しと一口に言っても、ファミリー向けの大型トラックを使用するのもあれば、単身のコンパクトな引越しまで、形はさまざまあります。

単身者で引越し先が近く、かつ荷物がダンボール数箱程度の少量の場合だと「タクシーを利用すれば良いのでは？」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、タクシーを使って引っ越しするメリットとデメリット、またタクシー引越しはどんな人に向いているのかを紹介します。

タクシーでの引越しはどんな人に向いている？

タクシーでの引っ越しは、

・単身で荷物が少ない人
・家具家電付きの寮などに引っ越す人
・引っ越し先までの距離が近い方

に向いています。

単身引越しといっても、引越し業者の単身パックなどで引っ越すと通常期でも20,000円ほど、引っ越しシーズンの繁忙期では40,000円ほどかかります。

タクシーで引っ越す場合、積める荷物に限りがありますが、料金としては距離に応じたタクシー料金しかかかりません。
30分以内の距離なら5,000円以内、さらに近ければ2,000円程度に収まることもあるでしょう。条件次第ではありますが、タクシーでの引っ越しは引越し業者に依頼するよりも大幅に費用が抑えられることは事実です。

しかし、次に挙げるメリット・デメリットをよく理解してから利用することが重要です。

タクシーで引っ越すメリットとは？

タクシーで引越すメリットとしては、「料金が安いこと」「手配が簡単なこと」が挙げられます。

①料金が安い

先述したとおり、タクシーで引っ越すと距離に応じた料金のみとなるため、近い引越しであれば格安で済ませることができます。

近い引越し・単身の引っ越しで、タクシーと同様にレンタカーを検討する方も少なくありませんが、レンタカーを借りての引っ越しの場合、普通のワゴン車でも1日1万円ほどかかってしまいます。さらにガソリン代も必ずかかってきます。

もし引っ越し先が近距離で荷物の量が少ないなら、レンタカー引越しよりもタクシーを使った方が安く済ませることができます。

②手配が簡単

引越し業者を利用すると、まず見積もりや訪問見積もりが必要で、どの会社に依頼するか決めるまでに時間がかかります。

さらに繁忙期になってしまうと、引越しスケジュールが埋まっていて予約が取れないこともあります。

タクシーは直前でも24時間いつでも家の前まで来てくれて、手配が簡単という点は大きなメリットです。自分の都合でいつでも引越しができて、レンタカーのように引越し作業で慌ただしいなか、わざわざ車を返しに行かなければいけないという手間もかかりません。

タクシーで引っ越すデメリットとは？

タクシーで引越しをするデメリットは、「積める荷物の量が少ない」「時間と距離に気をつけないと高くなる」という点です。

①積める荷物の量が少ない

タクシーは、荷物を運搬するトラックとは違い、あくまでも人を乗せて走るものなのでトランクは補助的な役割です。荷物だけ運ぶこともできません。

タクシーの車両は、基本はセダン型の乗用車ですが、最近では大きな荷物が積めるようなワゴンやミニバン車両も多く見かけるようになりました。
ミニバンのように容積が多いと、ある程度の荷物が積めることは確かですが、荷物量の目安としては段ボール5個・スーツケース2個程度です。家具や家電は運べないと考えておいたほうが良いでしょう。
タクシーで事故に遭った場合は乗客の補償はしてくれますが、破損した荷物の補償はされません。

また、タクシーはすぐに次のお客さんが乗車するため車内を清潔にしなければなりません。
タクシー会社の中には引越しだとわかると拒否するドライバーもいるので、荷物を載せるときは車内を汚さないように荷物そのものをきれいにしておく必要があります。