近距離に荷物を運ぶとき、荷物が少量の引越しをするときに「荷物だけをタクシーに運んでもらえば安く済むのに」と思った事はありませんか?
載せられる荷物量が限られるとはいえ、タクシーで引っ越しや荷物運搬ができれば、費用も抑えられて魅力的ですよね。
今回は、タクシーで荷物運搬や引っ越しができるのかについて調査いたしました。
タクシーで荷物だけを運べる?
タクシーは人を乗せて運ぶことを目的に設計されているため、法的には「乗客の運送」を主たる業務としています。
このため、許可なく荷物だけの運搬をすると貨物輸送に関する法律や規制に抵触する可能性が高くなります。
さらに、タクシーは乗客の安全を保障するため、特別な保険に加入しています。荷物だけの運搬になると、保険の適用範囲が曖昧となるため会社にとってリスクが高まる可能性もあります。
実際に、あるタクシー会社では「弊社では荷物だけを運ぶということは行なっていません。
タクシーを利用して荷物を運びたい場合も、どなたかが同乗する必要があり、荷物と一緒に目的地まで来ていただかなくてはいけません。」と回答しています。
「貨客混載制度」とは?
「貨客混載制度」とは、人の移動と荷物の輸送・運行を一緒に行う取り組みです。
2017年まで道路運送法でタクシーは「旅客運送に特化すること」とされていました。
しかし国土交通省が自動車運送業の生産性向上プランを発表してから、「貨物自動車運送事業の許可を取得すれば荷物を運ぶことも可能である」と変更されたのです。
2023年6月からは、タクシー・バス・トラックの貨客混載も許可されています。
貨客混載制度が規制緩和された背景には、深刻な物流業界の人手不足が関係しています。
2024年4月以降は、「2024年問題」の影響によりトラックドライバーの収入が減少するとされています。不安を感じたドライバーが業界を離れてしまい、人手不足をさらに深刻化させるともいわれています。
運送業界の人手不足を解消するためにも、許可を取得するタクシー業界が増え、営業の可能性を広げていくことが期待されています。
ただし、積載できる貨物の重量は、乗車定員数から乗車人数を差し引いた数に55キロを乗じた重量までと定義されているため、少量の荷物運搬のみであることに変わりはありません。
タクシーで引っ越しをするときに気をつけることは?
タクシーで引越すメリットは、「距離と荷量によっては安く済む」「手配が楽」ということです。どこからでも手配ができて、待ち時間が少なく、短距離であれば1000円以内の運賃で済むということは嬉しいポイントです。
タクシー引っ越しのデメリットとしては、やはり載せることができる荷量が限定的なことです。レンタカーや自家用車で引越する場合と比べると、輸送能力をあまり必要としない用途に限られると思います。
またタクシー引っ越しが安いと言っても、総移動距離が15kmを超える場合はレンタカーを借りる料金と同程度となってきます。
引っ越しにタクシーを使うかどうかは、「距離」「荷物量」「引っ越しに使える日数」の3つを判断基準として、費用と作業量の兼ね合いで決めると良いのではないでしょうか。
タクシーより便利で安心、格安の引っ越し方法とは?
タクシー引っ越しは、デメリットを考えるとあまりコスパが良いとは言えません。
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少量の引っ越しや荷物の運搬をご検討の方は、ぜひ一度お問い合わせください!