特別養護老人ホームへの引っ越しは、運搬方法や何を持っていけばいいかなど悩むことが多いようです。
今回は、高齢者施設への引っ越しの注意点と、入居準備と一緒に行う人が増えている生前整理についてご紹介します。
高齢者施設(特別養護老人ホーム・老人ホーム)への引っ越し準備
高齢者施設には、特別養護老人ホーム、老人保健施設、有料老人ホームなど、さまざまな種類の施設があります。
まずは各施設の特徴とともに入居にあたって必要なものをご紹介します。
①特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームは、介護保険施設として位置づけられる「入居施設」です。
運営は自治体や社会福祉法人などで、要介護度及び所得によって料金が設定されています。
入居する部屋は、個室か4名ほどの相部屋となり、家具やベッドなど生活に必要な家具が設置されています。
特別養護老人ホームへ引っ越しする場合、ベッドやタンスなどの大型家具は不要です。
また施設で用意されているものが多く、衣類などの身の回りの物があれば、ほぼ不自由しません。しかし、入居スペースが限られていることが多いため、荷物量には注意しましょう。
②老人保健施設
特別養護老人ホームと同じく、介護保険施設に位置づけられる「中間施設」です。
一定期間入居してリハビリを受けることで、在宅復帰を目指します。
入居する部屋は、個室か最大4名ほどの相部屋で、家具やベッドなど生活に必要な家具も設置されています。
特別養護老人ホーム同様に、ベッドやタンスなどの大型家具は不要ですが、老人保健施設は利用期間が限られています。
短期間で退所することもあるため、持ち物は最小限にしましょう。
③有料老人ホーム
有料老人ホームは、介護保険施設とは異なり「家」として位置づけられています。
このため、基本的に家具やベッドなどは入居者が用意しなければなりません。
個室がほとんどで、他の施設に比べて間取りが広いことが多いため、ある程度の私物を持ち込むことが可能です。
マンションなどに入居するのと同様に、ベッドやタンスなどの家具や場合によっては家電も用意する必要があります。
持っていく物に悩んだら、家にあるものを入居先の広さに合わせて減らしてみると良いでしょう。
持ち込み不可なものは?
持ち込みできる荷物かどうかは、施設の居室スペースと、集団生活に支障がないかで判断されます。
居室に入りきらない家具や、著しく風紀を乱すと判断されたものは持ち込めません。
仏壇や趣味で使用している物など、好きな物を持っていける場合が多いですが、心配であれば施設側へ前もって確認しておきましょう。
また、ペットは禁止の施設が多いようです。
有料老人ホームではペット同伴可というところもありますが、特別養護老人ホームや老人保健施設では、許可されている施設はほとんどありません。あらかじめ里親を探すなどの対応が必要です。
高齢者施設へ入居前に生前整理を行うメリット
生前整理をするタイミングとして、高齢者施設へ入居する前が良いとする人は多くいます。その理由は、次のようなことが挙げられます。
①施設へ持ち込む荷物を厳選できる
さまざまな形式の高齢者施設がありますが、どの施設であっても自宅と同じ量の荷物が入ることはほとんどありません。つまり高齢者施設への入居時には、持っていける荷物が大幅に限定されることになります。
施設での暮らしを始めるにあたり、「何が必要・不要なのか」を把握するのは大切なことです。生前整理で自宅にある家財を見直すことで、施設に持っていくべきものが判断しやすくなります。
②家族の負担を減らせる
親が亡くなった時、家財などを整理するのは残された家族です。家財類が多いほど、それだけ家族の負担は多くなります。
「家族の片付けの負担を減らしたい」「少しでも迷惑をかけないようにしたい」といった思いから、高齢者施設入居のタイミングで生前整理を行う方も多いようです。
レントラ便は高齢者施設への引っ越し・荷物運搬・生前整理まで承ります!
高齢者施設へ入居する場合、事前に持ち物の確認や生前整理の相談ができていれば良いですが、突然の入院などの場合は難しいですよね。
そんな時はトランクルームを利用すると便利です。家族が荷物整理をすることになった場合に、不用品かどうか判断できないものを預けられるだけでなく、自宅が留守になったときの盗難リスクを抑えることができます。
レントラ便では、特別養護老人ホームへの入居に伴う運送だけでなく、トランクルームへの運搬代行を行っています。お忙しいご家族に代わって、立ち会い無しで作業をすすめるプランもございますので、遠方でも安心してご利用いただけます。
また、有料オプションでは生前整理や遺品整理のお手伝いも承っております。
遺品整理士の有資格者や指導を受けたスタッフが訪問し、物品整理をお手伝いすることも可能です。
高齢者施設への入居前には、様々な手続きで忙殺されがちです。自分たちで全ての作業を行うのが難しい場合は、無理をせずお気軽にレントラ便にご相談ください!